前回まで、家政婦として必要な基礎的事項をお知らせしました。ここからは2巡目で、引き続き、家政サービスの基本、家事サービス、介護サービス、子育て支援サービスの順にお知らせして行きます。今後のお仕事や、日常生活にお役立てください。
主題 職業倫理
職業倫理とは、特定の職業に従事する場合に要求される基準・規範のことです。職業人としての社会的責任を自覚し、関係法令、ルールを順守しながら誠実・公正に職務を遂行するために問われる内容です。
家政婦としての職業倫理について
法令を守るためには、関係する法令を理解しなくてはなりません。道徳、一般常識の理解も必要です。「どうあるべきか、どのように行動するべきか」ということについては、以下にいくつかの例をあげてみます。
家政婦としての自覚と良識を持ち、実直な態度を示す
「けじめを持つ」ことは大切であり、「親しき仲にも礼儀あり」という良識ある姿勢を忘れないことが必要です。常に、「丁寧過ぎず、よそよそしくしない。馴れ馴れしくない。」という態度を心がけましょう。
身だしなみを整える
身だしなみとは、服装などの身なりや言葉づかい、態度を整えることです。身だしなみは相手を意識して気をつけるものです。服装、髪型、化粧などを整えることにより、お客様に不快な印象を与えないようにしましょう。
協調性を持つ
お客様だけではなく、仕事仲間や関係者との良好な関係を築くためになくてはならないことです。一人よがりにならず、周りの方と適切なコミュニケーションをとること、家政婦紹介所等の、事業所の期待にこたえる行動を心がけることが重要です。
忍耐力のある行動をとる
忍耐というと「苦しさや辛さ、悔しさを我慢する」というネガティブなイメージですが、「忍耐力こそがお客様へのサービスに必要ではないか」というところから考えて、マイナスイメージに捕らわれることがないようにしましょう。このことは、一つ一つの仕事に丁寧に取り組むことに繋がり、お客様の信頼と感謝の気持ちにも繋がると思われます。
法令や規則を守り、プライバシーに配慮する
家政サービスの基本(1)でお知らせしたように、家政婦としての職業倫理においてとても大事なことです。お仕事の内容によっては、いろんな迷いが生じたりすることもあるかと思われますが、その時は、気軽に紹介所に相談してみましょう。必ず、解決に至ります。
公益財団法人日本看護家政紹介事業協会 熊本市サン光家政婦紹介所
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