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  • 中脇 秀勝

認知症の基礎知識(3)


熊本市 サン光家政婦紹介所ホームページ


認知症には、治すことが難しい中核症状と、改善することが可能な「BPSD=行動・心理症状」があります。中核症状への対応は前回紹介しましたので、ここでは、BPSDへの対応について紹介します。


BPSDで見られる言動と対応


ケース1 物盗られ妄想

「財布を盗まれた」

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同じ感情を共有して、味方になる。

盗まれたと思い込んでいます。反論せず、「それは困りましたね。一緒に探しましょう」と共感する。本人以外の人が財布を見つけた場合、「ここにありました」とは言わず、「このあたりを探してみましょうか」と言い、本人に見つけてもらうことが大事です。


ケース2 家に帰りたい願望

「そろそろ失礼します」

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気持を認め、落ち着かせる

「ここが家ですよ」と引き止めると、不安や不信感が募ります。「そこまで送りますよ」と一緒に散歩したり、「お茶でも飲んで行ってください」と、気分を変えて落ち着かせます。


ケース3 人柄が攻撃的に変化

「馬鹿にしているのか」

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出来る限り感情をいたわる

気持を表現する言葉が出てこない、相手の言葉が理解できないことなどから、もどかしい気持ちを抱えています。日ごろから本人を尊重する言葉をかけるとともに、投げられて危険な物・困る物は目の届く所に置かず、ティッシュの箱など安全な物を置いておきましょう。


ケース4 排泄トラブル

「トイレまで間に合わなかった」

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排泄のリズムを作ってトイレに誘導

尿や便の失禁や弄便(便を弄ぶ行為)は、決してわざとしていることではありません。トイレの場所が分からなくなったり、便意や尿意を感じなくなっていたり、服の脱ぎ方が分からなくなっているなどの原因が考えられます。本人は、失敗によってすでに傷ついています。責めたりせず、定期的にトイレに誘導しましょう。


ケース5 幻覚におびえる

「そこに誰か立っている」

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話を合わせて恐怖感を取り除く

虫がいる、泥棒が入って来たなどと幻覚におびえたり混乱する場合は、否定せずに暫く経ってから「もう出て行きましたよ」と話を合わせ、安心させてあげます。音が聞こえたり

(幻聴)、景色が見える場合もありますが、本人が楽しんでいるようなら、そっと見守ってあげるのも良いでしょう。


なお、家政婦協会からのテキストは、A4で23ページあります。お手伝い先でお困りごとなどあれば、いつでも、紹介所までお問い合わせください。知恵を出し合いながら、お客様をしっかりサポートして行きましょう。


熊本県家政婦協会正会員 サン光家政婦紹介所

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